(アルビ5-3関西学院大学) 子どもと過ごした土曜日(後編)(満身創痍な勝利編)
ききき今日はこのへんにしししといてやりますぜ・・・(顔ぼこぼこ)
天皇杯、疲れました。ぐったりしちゃいました。
大学が相手っていうのも難しさを促した一因とは思いますが。
それにしても関西学院大学、正々堂々と戦っていました。
本当によく走っていました。
とくに左サイドを起点としたカウンター、二列目からの飛び出し。チームとしてアルビの守りを崩していました。
個人技でもひとりでプロ相手にふたり抜きしたりプロ相手に走り勝ったりプロ相手にボディコンタクトで競り勝ったり。
本当に強かった(とJ1の側からいうのもいかがかと思いますが)。
ナイスプレーに対してついつい拍手しちゃいましたもんね。
対するアルビ。ゴール前で虚しくパスを回す。いつもの風景です。カテゴリーが違うチームが相手でも同じなんですね・・・。
パスは回せてもチームとしてのフィニッシュの形がない。ゴール前での推進力がない。
そうこうしているうちに後ろでパスミスがあってピンチを招く。
チームが全体として戸惑ってるみたい。選手たちのモチベーションが心配になるくらいでした・・・。
「前向けー」「(シュートを)打てー」
悲鳴とも怒号ともつかないような絶叫が響くスタンド。
前半終了時点で0-1。
今だから言うけど、スタジアムでは絶対に言わないけど、正直負けちゃうんじゃないかと思いました。
ハーフタイム、コンコースに出ると、怒りながら泣いている女性とその頭をなでてあげている男性の姿が見えました。彼女も負けを覚悟しちゃったのかな。
ふたりの愛情が深まるなら負けも仕方ないと思え・・・るはずがありません。(もっともただの痴話喧嘩かもしれませんが)(つうか余計なお世話)
(ハーフタイム、コンコースからみえた夕焼け)(きれいだねえと息子と一緒に現実逃避のひととき)
後半、本当にラファに助けてもらいました。ハットトリック。今日初めての勝ち越し。
ラファ、覚醒しましたねえ。大学が相手とはいえよく走ってたし決定力も半端ない。
これでようやく勝てるかなと思った矢先、再び同点に追いつかれちゃうんですね。関西学院さん、本当に闘ってました。こちらはどっと疲れが押し寄せます。
さらには後半最後。畳み掛けるように大ピンチ。小林がよくとめてくれました。その前に崩されてることが問題です。
おそらく一発レッド覚悟のブロック。そして実際にレッドカードが出されます。
ちょくちょく良いパスフィードがあったのでピッチを去らなければならなくなってしまったのは残念ですが、あそこで止めていなければ負けてたもしれない・・・。
関西学院さん、この時点で勢いが完全にアルビを上回っていました。選手たちもスタンドの方々も楽しかっただろうなあ。
・・・しかし。
延長に入ってからはパタリと足が止まってしまいました。体力切れ。それでもカウンターを狙う姿は敵ながらあっぱれ。
一方のアルビ。
延長後半、相手がヘロヘロのところでようやくエンジンが。つうかパスサッカーからカウンターにしたのが奏功したような。
ここまで絶不調だったコルテースが敵陣深くまで駆け上がり、ディフェンダーをひきつけてからクロスをあげる。きれいにラファが頭で押し込む。これで勝ち越し。
さらに成岡がカウンターからゴールを揺らす。これで勝負あり。
どうにかジャイアントキリングを回避しました。トーナメントである以上、勝つことが最低条件。それはクリアできました。
試合後、関西学院さんがアルビのゴール裏まで挨拶に来てくださいました。
(スタンドからは大きな拍手)(なんならエールも送ってあげたかったなあ)
120分の死闘。両チーム合わせて8得点のゴールラッシュのシーソーゲーム。
今日はNHKさんで全国中継されました。さぞかしお茶の間(死後)は盛り上がったことでしょう。
NHKさん、うはうはだったことでしょう。
スタンドは、とにかく疲れました。皆さん試合終了のホイッスルとともにぐったりとため息をつきながら椅子に座り込んでいました。
NHKさんって、天皇杯の場合はトーナメントが組まれてからそれを見てどの試合を中継するか決めるのだそうです。
つまりこの試合が選ばれたのは、アルビと関西学院さんが戦う可能性が視野に入ってから。
大学日本一のチームとJ1で低迷するクラブ。ジャイアントキリングを期待しておられた部分もありそうです。
ふふふ。たたた楽しんでいただけましたかな。
そそそそう簡単に思い通りにはささささせませんぜ。
ききき今日はこのへんにしししといてやりますぜ・・・(顔ぼこぼこ)
・・・勝って兜の緒を締めていただきたいと思います。
次週は絶対に負けられない試合です。
改めて綺麗なスタジアムです。やはりこのスタジアムにはJ1が似合うと思うのです!