(2017 走り初め)神社巡拝ラン
2017年。
元旦、1月2日は家族で過ごしましました。
今日3日、いよいよ走り初めです。
朝起きると小雨が降っていましたが、間もなく日差しが出てきました。
新潟は、油断しているとすぐに天候が変わります。大急ぎで着替えて出発です。
基本は新潟島一周。
走りながら思いつきました。そうだ、つれづれなるままに神社を巡拝しよう。
まずは海岸沿い。日和山住吉神社。
日和山と呼ばれる12.3mの小さな"山"。
(日和山の"登山口")
住吉神社は、その日和山の頂上に建てられています。
いまでこそ日和山は海からも距離のある内陸に位置していますが、かつてこの山からは、信濃川の河口から日本海にかけてよく眺望できたそうです。
(神社のそばにある方角石)
ちなみにこの日和山の隣には、"日和山五合目"というカフェがあります。自家製パンやドリンクが美味しいお店です。
私もランニング途中に時々お世話になっています。
みなとぴあから早川堀沿いに走ります。
(お堀が現代風に再現された町並み)
新潟湊稲荷神社。
願懸の高麗犬(狛犬)が有名です。
この狛犬、台座がくるくるまわります(くるくるとは書いてみましたが、結構重いです)。
男性は右の、女性は左の狛犬を、願いを念じながら回します。
この高麗犬の由来がユニークです。
新潟は港町として栄えました。
港町といえば花街。新潟は、京都・大阪・江戸に次ぐ遊郭と言われていました(『遊里遊郭番付表』より)。
この遊郭で船乗りたちが遊びます。
男のことを名残惜しく思った遊女、この高麗犬を西の方向に向けて回して、海が荒れて船が出られなくなるように祈ったというのが、始まりだというのです。
「荒天祈願」というのだそうです。
これがいつしか、広く願掛に使われるようになったそうです。
港町・新潟らしいエピソードだと思います。
稲荷神社である以上、お狐様も鎮座しています。
足が紐でぐるぐる巻き。
願い事を書いた神を挟んだ麻紐を狐の前足に縛り、願いが成就したら紐を切るのだそうです。
足を縛りつけるなんて、これも荒天祈願につながっていそうですね。
そのまま柾谷小路まで出て、古町通を上っていきます。
古町神明宮。
ここは、アルビレックス関係のスポーツチームが必勝祈願を行うことで知られています。もちろんサッカー・アルビも、ここで祈願しています。
境内には、白鳥神社とよばれる社も。平成25年に建立されました。
白鳥が鎮座しています。
他、護国神社や金毘羅神社、白龍権現神社をめぐりましたが、別の機会に(すみません)
最後は白山神社。
まだまだ大勢の人が参拝に訪れていました。
全部で21キロの走り初め。
一瞬だけ雨に降られましたが、おおむね(この季節の新潟にしては)いい天気に恵まれたLSDとなりました。
多くの神様のご加護のもと、いい年になりますように。