新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

へっぽこながらもランニング続いています。2年目にしてフル出場も果たしました。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

(アルビ0-1サンフレッチェ)縁起物や大声とともに、我々は生き残った!

11月3日。
起きると風が強い。おまけに小雨模様。



厚着をしてダウンを着たうえにポンチョを着てと、重厚な構えで息子とともに家を出発です。


9:10 ビッグスワンに到着。そのままゴール裏席の予備抽選会場へ。


ここでは、入場する順番を決めるための抽選が行われます。
開門後、ここで引いたくじに書いてある番号順に入場できるシステムになっています。つまり、小さい番号を引けばそれだけいい席をゲットできる可能性が高まる(ゴール裏は全席自由ですので)。


はたして、引いたくじは・・・

3番!! 
一桁なんて初めて! こいつは何だか縁起がいいぞ。


入場まで時間があるので、スタジアムの周りをうろうろします。ショップやスタジアムグルメを冷やかします。
ふとスタジアムを見上げると・・・

虹! それも二重!!


はたまた縁起がいい!!


 (もう、縁起とかそういうのにすがらないとやってられないというのが本音だったりします)



開門後、ゴール裏ほぼ真正面且つ前目の席をゲット。


選手バスを出待ちすべく、スタジアム前のバス通りに向かいます。

すごい数!! (写真はぼかしてあります)


ほんと、アルビのサポーターってすごいなと思います。
この大人数で"アイシテルニイガタ”を大合唱です。
この時点で既に声が枯れつつあります^^;



選手を迎えた後、高揚した気分のままスタンドに戻り、軽く食事を済ませます。



それゆけ守護神守田からはじまり試合前のチャントを歌いまくり飛び跳ねます。
当然ながら皆さん気合が違う。いつもよりも声が響きます。



ひととおり試合前の応援が終わり、一瞬静まり返るスタジアム。


そのタイミングでふと空が明るくなります。それまでずっと曇り空に隠れていた太陽が、急に顔を出しました。

「おーーーっ」とどよめきが起こり、拍手がわきます。
こいつも縁起がいいぞ。



とまあ、試合前から声を出して枯らして飛び跳ねまくって、さらには縁起を担いで担いで担ぎまくります。



そしていよいよキックオフ。


選手は頑張ったと思います。持てる力を出そうとしてくれたと思います。空回りの感もしばしばありましたが。



試合に集中!! と思いつつもやはり他会場の経過は気になります。
とくにパロマ瑞穂スタジアムの動向。
皆さん考えが同じせいか、ネットがなかなかつながりません。周りの方々と「つながります?」「どうですか?」なんてやり取り。


開始早々にベルマーレ先制という情報が入ってくると、周りの方と小さくハイタッチ。


ところが喜びもつかの間、目の前で味方のミスから先制を許します。ウタカ選手に決められます。ほんと、この選手こわい。


俄然心臓がドキドキし始めます。
グランパスが追いついたら、そしてそのまま終わったら、降格は我々です。もう気が気じゃありません。
さっきまで担いでいた縁起物、このころには全て忘却の彼方でした。



その後瑞穂で試合が動きます。
ベルマーレ追加点。0-2。ちょっとほっとしますが、0-2が一番怖いスコアだったりもします。


案の定、後半早々グランパスが1点返します。1-2. またもや心臓がバクバクし始めます。
アルビにはせめて同点に追いついてほしい・・・。祈るように声を出します。



その10分後、なんとなくスタジアム全体がざわめきます。なんだと思ってスマホを開くもネットがつながらない。後ろの方に「どうなってます?」と伺うと、「3-1です」って。主語が全くない会話。それでもその方とハイタッチ。


思えばこの時点で、「他会場よりも目の前の試合に集中だ」なんていう気概がなくなっています。
すがれるものなら、藁でもなんでもすがりたい。残留したい一心です。見境をなくしています。


一方で、このままじゃ悔しいなとも。せめてゴールシーンを見て終わりたい。勝ち点ゲットしたい。


しかし、残念ながら今シーズン何度も見た攻めあぐねをこの試合でも見せつけられることになります。


終わってみれば0-1. またもやウノゼロ。
残念・・・。色んな意味で今シーズンの総括的な試合だったような気がします。



試合終了後、グランパスが敗れたことが場内アナウンスで流れます。小さく歓声がわきます。

いろいろ思うところはあるけれど、それでもとにかく残留できて本当に良かった。
決まった直後はほっとしただけでしたが、時間が経つとともにじわじわと冷や汗が出てきました。


重ね重ね本当に良かった。



試合後、セレモニーの後で選手が場内を一周。

サンフレッチェのサポーターさんより粋なダンマク。

(右) 「(残留)おめでとう」。さらに小さい字で「2012ありがとう」と書かれています。


2012年のJ1リーグ、サンフレッチェとベガルタが最後まで優勝を闘っていました。
第33節でサンフレッチェがセレッソに勝利。一方でベガルタはアルビに敗退。これによりサンフレッチェの優勝が決まったのです。これにたいする「ありがとう」かと。


なお、アルビからしてみると、このベガルタ戦に負けていたらJ2落ちが確定するところでした。この勝利から奇跡の残留につながるのです。


サンフレッチェは2003年に昇格したクラブ同士。悔しくも成績に差がついてしまっていますが、妙な縁があるものです。



(左)「岳人」
アルビにレンタル移籍中の野津田選手のこと。契約により今日は試合に出ていません。
なんなら来年も貸していただいても(もごもご)



こういうJリーグならではのやりとりは、ほんと楽しいですね。




こうして長い長い一日が終わりました。

(本当にきれいなスタジアム)(来年もここでJ1だー!!)



「ハッピーターン」のユニフォームに衝撃を受けた激励会やトヨタプレミアカップから始まった今シーズン。


正直、残念ながら満足いくシーズンではありませんでした。
でも、来シーズンもこのカテゴリーでリベンジするチャンスを得ることができました。


選手の皆さん、片渕監督や吉田達磨さんを始めとするスタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、サポーターの方々、今日の試合を心配してくれた・または冷やかしてくれた職場の仲間や友人達、一緒にスタジアムに足を運んでくれた息子、いつも見送ってくれた妻や娘。
本当にありがとうございました。



来シーズンは選手の入れ替わりも多々あるんじゃないかと懸念されます。
それでも新潟でプレーしてくれることを選んでくれる選手たちを最大限リスペクトして、今シーズン同様に声を枯らしたいと思います。



・・・しかし今日は本当に声がつぶれました。明日の仕事が心配です・・・
(職場には、声が枯れてる理由はばればれです)

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