新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

へっぽこながらもランニング続いています。2年目にしてフル出場も果たしました。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

(ニイガタ・フットボール映画祭に行ってみた その1)長生橋や柴田観光、悠久山

18日土曜日。


万代のシネ・ウインドにお邪魔しました。
席数94の小さい映画館です。


今日は、この映画館を会場にニイガタ・フットボール映画祭2017が開催されました。
サッカー関係の映画とトークショーで構成される小さな映画祭です。

今年はふたつの映画が上映されました。



1本目は『栄光の黒豹』(1969年)。


森田健作さん、目黒祐樹さんが主役の、大学サッカー部を舞台にした青春映画です。長岡市でオールロケが行われました。
また、目黒さんのお父様(俳優・近衛十四郎)は長岡市のご出身。上映前には、目黒さんのビデオメッセージが流れ、目黒さんのご親戚の方が当時のエピソードを語るトークショーが行われました。

「栄光の黒豹」主演:目黒祐樹さんメッセージムービー(ダイジェストver)



長岡市の信越大学サッカー部。目黒さん扮するキャプテンは、大学で代々続くハードなトレーニングを信条としています。
そこに、高校時代有名な選手だった森田さん扮する1年生らが入部してきて・・・。



舞台は1960年台の長岡市。
長生橋や吉乃川酒造なんかは当時から変わらず。お城の形の郷土資料館は建設中。
観光会館(柴田観光)も懐かしい。


佐渡おけさを歌う森田健作さん、長岡甚句を歌う目黒祐樹さんのシーンは、地元へのサービスでしょうか。



物語の最後に試合のシーンがあるのですが、なんとその会場が悠久山球場! 1993年、イチロー選手(マーリンズ)が野茂英雄投手からプロ入り第1号ホームランを放った野球場です。


この野球場にピッチのラインを引いて、そこでサッカーの試合をやっているw
ちらほらファウルポールやスコアボードが映ったりして、大事なシーンなのにニヤニヤしてしまいました。



そのほか、ところどころにまぶされたギャグ? と思えるフレーズに、私より年配の世代の方々から笑い声。
おそらく当時はやったものなのでしょうが、私にはわかりません^^;


唯一、大学OB役・財津一郎さんの「婿入りは『キビシーッ』」だけはわかりました。




サッカーという視点からも、興味深いシーンが幾つかありました。


・全員でジャンプしてヘディングの"素振り"練習(当時はこのような練習をしていたのでしょうか)
・試合中、ボールそばに団子状に集まる選手たち(もはやフォーメーションシステムが不明)
・ピチピチの半袖・短パンユニフォーム
・練習着はジャージ



当時の長岡市の町並みをみることができるというだけでも観る価値があると思います。
当時の青春映画のスタイル(挿入歌とか台詞回し(モーレツ、ハッスルなど)とか)も新鮮。


サッカーファンとしては、目黒さんの熱いキャプテンシーに感動です。



私の知らない時代の映画でしたが、楽しく観ることができました。



この『栄光の黒豹』、2月24日まで上映しているそうです。
新潟県民、長岡市民の方々には話題性の高い映画と思います。




・・・ところで、なにゆえ「黒豹」だったのでしょうか・・・?


(これは「ゴール前の黒豹」)
(ツジトモ・綱本将也, "GIANT KILLING" 16巻, モーニングKCより)



その2につづく──

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