新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

へっぽこながらもランニング続いています。2年目にしてフル出場も果たしました。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

祝・川村優理選手、アルビレディースへ復帰! おらが町にアルビがある幸せ!!

川村優理選手、アルビレディースへ復帰!!!



遅まきながら、1月29日に飛び込んできたニュース。



家族で買い物をしているときにモバアルメールの着信が鳴ったのですが、記事を読んでついつい「えーーー!?」って声が出ちゃいました。


その声を聞いた息子、「なになに、どうしたの!?」って。


その場で娘と妻にもメールを見せて、公衆の面前で家族一同ちょっぴりはしゃいじゃいました。
お店に居合わせた皆さん、うるさくしてごめんなさい m(_ _)m




川村選手。
青山サッカー少年団で男子と混ざってボールを蹴っていたところを、創設されたばかりのアルビレディース(アルビL)にスカウトされます。


中学生にも関わらず、クラブから託された背番号は10。


アルビに新設された女子クラブ、それも期待の選手が地元の中学生。そりゃあ、否が応でも盛り上がります。
当時、新聞やテレビでも何度か取り上げられていた記憶があります。



当時の川村選手の主戦場は左のサイドバック。コンスタントに試合に出続けます。


チームとしても、アルビLは2003年に北信越リーグで全勝優勝。2004年からLリーグ2部に昇格します。
さらに2006年にはなでしこリーグDivision 2 で優勝を果たし、2007年からDivision 1に昇格しました。



この間、川村選手はずっと中心選手として活躍してくれました。


世代別代表にも選ばれていましたが、2009年にはついに初めてなでしこジャパンの遠征メンバーに選ばれます。若手中心のメンバーではありましたが、2010年にはこのメンバーでの対外試合でデビューも飾りました。



さらなる活躍が期待されていた矢先の2013年、ジェフユナイテッドLへの移籍発表。


これはなかなかの衝撃でした。世間的にも注目されるようになっていた矢先でしたし、これからもずっと新潟にいてくれるものと、根拠もなく思っていましたから。



その後ベガルタLへ移籍。闘争心あふれるボランチ。


難敵としてゴール前に立ちはだかる選手である一方で、2015年のワールドカップ準優勝メンバーや2016年のリオ五輪最終予選メンバーに選出されたことは、新潟市民として誇らしいものがありました。



2015年には、同じくワールドカップメンバーに選ばれた上尾野辺めぐみ選手や北原佳奈選手(現・ベガルタL)とともに新潟市スポーツ大賞を受賞しています。

同じ年の7月に十日町クロアチアピッチで行われたアルビL対ベガルタL戦において、この受賞に対する試合前セレモニーが行われました。川村選手にとってはまさに故郷に錦を飾るイベントになりました。


・・・なあんて、この試合での川村選手、確かシュートを決めているんですよね。試合もアルビLは負けてしまってるんですよね。
そんな「恩返し」はまったくもって不要だったんですけどね^^;



なんて具合に、いやらしい好敵手に育った(もともと素晴らしい選手でしたが)川村選手、出ていくときも電撃的でしたが、カムバックも電撃的でした。



いやあ、うれしいですね。



更にこの後、上尾野辺選手がプロ契約したというニュースも飛び込んできました。
これも素晴らしいニュースだと思います。


中野社長、今年のアルビLの新体制発表会見で、レディースの位置付けの再考、環境の改善などをテーマにおっしゃっていました。
今回、早くもその思いの一部を形になさったのかなと思います。
この件については、機会があれば改めて触れたいと思います。



私も、先日レディースサポート会員継続を申し込みました。ちょっとでも環境の改善にお役に立てば嬉しいです。
今年も市陸や五十公野に通いたいと思っています。ちょっとでも選手の位置付けがいいものになれば嬉しいです。



なんて具合に、ほんの少しでも女子サッカーやアルビLのお役に立てばという思いもあるにはありますが、それよりもなによりも試合観戦は自分も楽しい。


ビッグスワンに比べて相当小規模・牧歌的なスタジアム。
選手との距離がとっても近い。スタンドのすぐ下で選手たちのアップを見ることができますし、試合中はピッチからの声さえもよく響きます。


そんな環境の中で、日本女子最高峰(つまり世界トップレベル)の試合を観戦できるというのは本当に贅沢な話です。


地元の町でJリーグもなでしこリーグもあたりまえのように観戦できる。
ふと思うと、なんとも幸せなことだなと思います。


いやはや、 


「新潟 最高!!」 (by. 熟れたトマトの山口素弘さん)


ですね。


"おらが町にアルビがある幸せ" をふと噛みしめる、そんな今日このごろなのでした。


(ツジトモ・綱本将也, "GIANT KILLING"42巻, モーニングKCより)

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