雪かきはランニングの代用になるか(ていうか、なってほしい)
13日(金曜日)。
思いのほか早く仕事が上がり、今日も体育館行ってみましょー! と思って外へ出たら・・・
大雪。
新潟日報様でも冬将軍襲来とのニュース。
冬将軍ってば、ほんとすごい将軍さまです。
ちなみに冬将軍の語源は──
ナポレオンやらカール12世やらヒトラーやらがロシアを征服しようと軍事的に攻め立てるのですが、ことごとくロシアの厳しい冬の寒さの前に失敗してしまいます。
ロシアを護るは、現地の寒さ。寒さこそが最強の将軍。
これが冬将軍ということばの由来なのだそうです。
ちなみに、モンゴル帝国の前にロシア軍の冬将軍は無力でした。なぜなら、モンゴルのほうがロシアよりも寒いから^^;
冬将軍の語源がロシアに由来するとは、知りませんでした。
なんでそんなトリビアを調べたかというと、暇だからです。
なんで暇なのかというと、この雪のせいで宿舎にこもってるしかないからです・・・。
話を夕方に戻して。
宿舎に戻ったら、駐車場が雪に埋もれてる。
早く帰宅した方々が、すでに雪かきをなさっていました。
雪は、降ったそばからかいていかないと、圧雪になったり凍ったりして除雪が困難になります。
ということで私も参戦です。
いろんな道具があるけど、やっぱりママさんダンプ最強。
上越市で初めて購入したんですけど、新潟市に引っ越すにあたって置く場所がない。
気づいたら妻が、知らないうちに宿舎の玄関に置いておいてくれていました(決して物置代わりにされているわけではありません。断じてありません)
もう夏場もずっと置いてあるので、当たり前の光景としてその存在を意識していなかったんですけど、ふと思い出して使ってみたら捗る捗る。
周りの方々と協力して、駐車場の入口、各々の駐車スペース、旋回スペースを確保。
こういう連帯感はいいですね。
みんなで「お疲れ様ー」って挨拶を交わして各々の部屋に戻りました。
さて、最新号(2月号)のランニングマガジン・クリールに、「雪の上を走ろう!」という特集があります。
足腰が鍛えられていいですよって書いてある。
でも今日みたいな日は、流石にとても走れない。
あと寒い朝なんかは、アイスバーンが積もった雪の下にできていたりして、思いがけず滑って転んでなんてことがあるので、なかなかに気を遣います(クリールでも、アイスバーンには気をつけましょうと書いてあります)。
一方の雪かき。
安全だし、いい運動になりますね。
腰を入れて雪にダンプを差し込む。
それを全身の力で前進させる。
腰を捻ってダンプの中の雪を投げ捨てる。
これを何度も何度も繰り返すわけです。
ちなみにこの日は、1時間ほど作業を続けました。
文献によると、シャベルを用いた雪かき10分間による最大酸素摂取量(VO2Max)は31.4mL/kg/min 程度とのこと(参考; 須田力. 北海道大學教育學部紀要. 1992)
これは、クーパーテストによれば12分間で1918m走る(キロ6分15秒程度)のと同等の運動負荷ということになります。
(クーパーテスト; VO2Max = (12分間の走行距離-505)/45)
なかなかな負荷ですよね。
60分やれば、キロ6分15秒で72分走ったと同等。 11km位走る計算になります。
この季節に、玄関から出てすぐの場所で、11kmと同等の運動を安全に行うことができる。
雪かきすげー!
雪国すげー!!!
・・・わかってますよ。あくまでも机上の計算です。
これくらいの計算して達成感を得ないと、雪かきしんどすぎてうぎゃーってなるんすよ。
面倒な作業には精一杯の打算が大事って話です。
雪かき終えて、夕食食べて、駐車場覗いたら既に雪がまたクルマを覆ってるorz
これはもうどこにも行けないと腹を括り、うだうだとポケットwifi経由でネット繋いで、行き着いた先が「冬将軍」だったというわけです(冒頭にもどる)
雪かきでランニング相当の有酸素運動を行い、さらには暇な時間を使ってひとつお利口にもなりました。
大雪バンザイ!!! (やけっぱち)
でもね、雪かきにおける人と人との連帯感は本当に好き。
あと、歩道をいつの間にか除雪しておいてくださる方の存在とか、そうしてできた細い道を、譲り合ってお礼言い合って歩くのとかも、大好き。
しんどいはしんどいけど、なんだかんだで雪が好きなんですよねやっぱり^^
(1/14追補; タグつけました)