あなたの右膝と左膝はくっつきますか? (いきなり不定期連載 "O脚と変形性膝関節症" その1)
突然ですが、”きをつけ”をしてみてください。
次に膝を見てください。
右膝と左膝はくっつきますか?
くっつかない方、あなたはO脚です。
膝を痛めたときにかかった整形外科の先生に言われました。
くっつくのが普通なのだそうです。くっつかない時点でO脚(変形性膝関節症)なのだそうです。
結構衝撃ですよね。
・・・え、知ってた?
私は知らなかったんです。
私はくっつきません。くっつかないのが当たり前と思ってました。衝撃でした。
本来、大腿骨から脛骨に繋がるラインは僅かに内側を向いているんだそうです。だから膝と膝がくっつくわけです。
この角度のおかげで、膝の中心に体重がかかります(図1)
(図1)(体重が膝の中心にかかる)
ここで膝関節が外側にむいている、すなわち膝と膝がくっつかない状態の場合、体重は関節の内側にかかってしまいます(図2)
(図2)(体重が膝の内側にかかる)
このまま放置していると、やがて膝関節内側の軟骨がすり減っていき、挙句変形してしまいます。
関節はますます外側に向くようになるだけでなく、痛みが出現するようになります。
立ったり歩いたりすることさえも大変になってしまいます(図3)
(図3)(脚の内側に体重がかかることで、膝関節の内側がすり減っていく。痛々しい・・・)
こうなってくると日常生活に支障がでてきます。
これが”変形性膝関節症” の進行過程です(釈迦に説法すみません)
わかるようなわかんないような説明と図ですみません。こんなんじゃわかんねえよって方、下のリンクをご覧くださいませ。
(とってもわかりやすい)
・・・
いやあ恐ろしい。気づかないでいたら走るどころか生活が不自由になってしまっていたかもしれません・・・。
日本人に多いんですってね、O脚。地べたに座る習慣が一因といわれているそうです。
小さい頃は正座してご飯食べたりするのが当たり前だったもんなあ。ちゃぶ台やこたつがぎりぎり現役だった世代です。("ぎりぎり"を強調)
たしかに机と椅子世代の息子や娘は、膝と膝がちゃんとくっつきました。
世代とともに骨格も変わってるのね・・・。もはや旧人類です(この言い方がすでに (以下略))
変形性膝関節症の予防策としては、膝を内側かつ上方に引っ張り上げるようなからだ作りが必要です。すなわち太腿や内股の筋肉を鍛える必要があります。
先の整形外科の先生からそう言われました。
その話を伺った時にはなるほどと思いました。簡単に「わかりました」と答えてしまいました。
でも家に帰ってから思いました。そんなところ、どうやって鍛えればいいんだろう・・・。
厚生労働省の調査によると、86%の方がお医者さんの説明を理解できたと思っている一方で、自分の疑問や意見をきちんと伝えられたという方は68%程度にとどまっているんだそうです。
(引用: 平成23年受療行動調査(確定数)の概況|厚生労働省)
つまり、分かったつもりにはなれるんだけど問題解決には至っていない。
先生、一生懸命説明してくださったのにごめんなさい。
しかたがないので、医者をしている後輩さんからアドバイスを伺ったり(敬語)、自分なりに調べたりしてみました。
おかげさまで、少しずつではありますが膝と膝が近づいたような気がします。
大腿の筋肉がついたせいか、走るのも若干楽ちんになったような気がします。
あくまでも主観的な印象です。
客観的にタイムが縮んだとか距離が伸びたとか、そういうことはまだありません。そんな虫のいい話にはなりません。邪に期待はしていたのですが。(残念)
(不定期につづきます)