新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

へっぽこながらもランニング続いています。2年目にしてフル出場も果たしました。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

(新潟シティマラソン20018観戦記 その2)愉快で素敵であたたかい沿道にはまる

(その1はこちら



遠くから先頭のランナーさんが走ってくるのが、まめつぶのように小さくみえてきました。


それがあっという間に大きくなっていきます。


はっ、はっ、とリズミカルに息を吐き出しながら、軽快に走っています。
上半身はまっすぐ安定し、靴がしっかり大地を蹴り上げている。


いやあ、かっこいいわ。惚れ惚れするね。


そんな感じについつい見とれていたら、あっという間に目の前を過ぎ去っていきました。
あわてて拍手と「がんばれー」という声を送りました。



少し間があいて、選手が次々にやってきました。


最初は当然、陸連の方々。ゼッケンにSの文字が輝いています。


新潟シティマラソンは、ゼッケンにS, A, B, C ... とアルファベットが振ってあります。
Sは日本陸上競技連盟に登録している方々。以下、目標タイム順に割り振られていきます。


一般に、SとかAとかの方々は速いですよねやっぱり。



そんなSのゼッケンをみながら、向かいの沿道にいらっしゃる方々が喋っていました。


「このひとたち、ビッグスワンから海まで走ってここまで来たんでしょ? すごいよねそんな距離をこんなスピードで。でもさ、きっとつらいよね。自分を責めてるよね」


「あ、もしかしてSってそういう意味? 嗜好的な主張?」


「それをいうなら逆じゃない? SじゃなくてMじゃない?」


「そっか、いじめられて嬉しいのはMか。ちなみにあんたはどっち?」


「うーん、Mかなあ」


「へー。私はS」



・・・知らんがな(笑)



いや、べつに盗み聞きするつもりはなかったんですけどね。聞こえてきちゃいますよね。
必死で知らんぷりして声出してました。吹き出しそうになるの必死でこらえてました。





それにしても思えば、私がいたあたりにいらした方々は、皆さんホントいい方々でした。



とくに互いに喋ったりしたわけではありません。お互い名前も知りませんし、新たに友だちになったなんてこともありません。



でもね、例えばとある集団が知り合いを見つけて「ヒロシ(仮名)、頑張れー」と声援したとします。


すると、他の方々まで「ヒロシー!」って声を上げるんです。
もう、四方八方から「ヒロシー!」の声援。



あるいは小さいお子さんが、自分の父親が走ってるのを見つけて、「パパー!」って可愛い声を上げたとします。


すると、まわりも「パパさん、がんばれー!」って。


パパさん、恥ずかしそうなでも嬉しそうな、とてもいい表情になっておられました。



いいなあ、こういう雰囲気。
こんな方々が応援してくださる中で走りたいなと、ほんとにそう思いました。


来年の新潟シティマラソンは、堤防を走るのがちょっぴり楽しみになりそうです。(辛いは辛いけど)




(すみません、まだ続くんです)

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