(地図コレクション展 in みなとぴあ)こんぴら通り、かぼちゃ電車、横場精良堂、関屋競馬場、etc.
11日日曜日。
新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で「地図コレクション展」という無料企画をやっているというので、ジョグを兼ねて行ってきました。
明治時代からの新潟市の地図や写真が展示された、なかなかおもしろい展示でした。
明治時代の地図。
信濃川の壮大さが伝わってきます。
初代萬代橋や税関、白山公園や日和山などのイラストが興味深いですね。
大正3年の地図。
信濃川の対岸に沼垂町が描かれています。
新潟市と沼垂町とが併合した直後の地図なんです。
新潟市と沼垂町との合併は、様々な訴訟や争いなどの葛藤を克服して実現しました。
昭和33年の地図。
地図の左上・関屋地区に競馬場が描かれています。この地区名が中央競馬のGⅢ競走・関屋記念の名称の由来になっています。
関屋分水はまだありません。
街の写真もたくさん飾ってありました。
旧県庁(現在の市役所の位置)と、「新潟電鉄」(新潟交通電鉄)白山前駅。
この風景は私の世代にも懐かしいですね。
緑と黄色の電車はかぼちゃ電車なんて呼ばれていました。
現在、このカラーリングを再現したバスを市内でときどきみかけます。懐かしくも新鮮で楽しいです。
こんぴら通り。
金比羅神社を中心として栄えた通り。
写真左側にみえる「菓子の佐々木」は、「リストランテSasaki」として今も人気店です。
下の写真が今のこんぴら通り、リストランテSasakiさんです。
古町十字路。
信号はまだなくて、警官の方が交通整理をしています。
下が、現在の写真です。
横場精良堂や萬松堂は当時から変わらない場所にあるのだそうです。
そうそう、新潟シティマラソンのバナーも貼られています。
当時の写真を見て思うのは、当時としては本当にありきたりの日常風景を写したスナップ写真なんだよなということ(写真のⅠ枚あたりの価値や手間は今とだいぶ違うとは思いますが)。
私達が日頃何気なく撮ってる写真も、20年、30年と経つうちに思いがけない歴史的資料になるのかもしれないなと思った次第です。
この地図コレクション展、みなとぴあで18日まで開催しています。
無料ですので、ぜひともお気軽に覗いてみてはいかがでしょうか。