新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

怠け者がランニング続いています。2年目です。今年はフルマラソン出場が目標です。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

(アルビ1-6レッズ)完敗の中で取り戻したもの

惨敗。完敗。



前線の競り合いで負け、中盤はがらがら、ディフェンスラインの後ろを面白いように取られる。



完膚なきまでに自分たちの立ち位置を思い知らされる試合でした。




ゴール裏のサポーターも、やつあたりよろしく「オフサイドだろ」「なんでウチばっかファウルなんだ」「シュート決めろよ」・・・


ところどころから野次が飛びます。
とくに同点に追いつかれ、逆転され、突き放されたあたりは荒れてたなあ・・・





だがしかし。





そんな中にも、必死で声を出している、失点しても声を止めないサポーターもたくさんいるんですね。
そんな声につられるように、まわりの人も声を張り上げるようになっていきます。



不思議なもので、ここまで打ちのめされると、逆にやったるぞという気持ちが甦ってくるものです。


カッコつけてる場合じゃない。


がむしゃらになってやるしかない。



前半終了間際までには次第に野次が薄れ、「サポート」の声だけが響くようになっていきました。





後半は、いつもの燃え上がれ清五郎ではなくガノワで始まりました。



ふと気づくと、あれだけ怒号が舞っていたゴール裏がいつのまにか一体となって声を張り上げています。


隣りに座ってた中学生なんて、声を裏返しながら歌ってる。
息子も負けじと声を出す。



開始早々6点目が入ったって太鼓と声とジャンプはやみません。



ここまでのゴール裏の一体感、なんだか久しぶり。


そんな一体感に呼応するかのように、選手たちのプレーにも勢いがマシてきたような気がします(レッズがすでに無理しなくなったというのもあるかもしれませんが)。


1−6というスコアにも関わらず、必死にスライディングでボールを奪いに行く。
前線からしつこくボールを追いかける。
サイドから何度も何度もゴールを狙う。


そんなプレーに対して、サポーターも拍手や「OK!」「ナイスファイト!」といった声でたたえます。


ここにきて、ようやくビッグスワンが一体になったような、そんな感覚。



気づけば結局45分間+ロスタイム3分間、ずっとガノワ歌って飛び跳ね続けたのでした。
全く疲労感なんてありませんでした。




試合終了後、挨拶に来てくれた選手に対してゴール裏からは野次や怒号はゼロ。


「前を向けー」
「次は勝つぞー」


選手の、あるいは己の背中を押すような声援。



そしてはじまるSombrero。
歌ってて鳥肌が立ちました。


ホニ選手が手を振ってくれて、ガリャルド選手が手拍子を返してくれました。
選手とサポーターがひとつになります。



結局選手が全員退場するまでずっとSombreroを歌い続けたのでした。




家に帰ると、妻がツィッターで今日のスタジアムの雰囲気を収集していました。
「最後、全然野次がなかったんだってね。アルビらしいね」と話しかけてきました。


J2時代からJ1昇格後間もないころのアルビをよく知っている妻からしたら、「アルビらしい」ということになるんでしょう。あのころは、負けても負けても皆スタジアムに足を運び、声援を送り続けていましたからね。


ただ最近のスタジアムを鑑みるに、今日のゴール裏はアルビらしいというより、アルビらしさが戻ったというべきなのかもしれません。


審判のジャッジに不平を鳴らし、ときに味方選手に対してさえ文句を言う。かといってチャントや声援を送ってるわけではない。最近はそんな一部サポーターの声が目立つようなゴール裏だったような気がします。
もちろん、ひたすら選手に声援を投げかけ飛び跳ね続ける人のほうがたくさんいるわけですが。


いつの間にかサポーターは、選手に対してがむしゃらを求める一方で、どこかで傍観者・上から目線になっていたのかもしれません。サポートをないがしろにしていたのかもしれません。


それが今日は、間違いなく選手をサポートしていました。ブーイングや文句ではなく、鼓舞する声がスタンドを支配していました。



大敗して、失うものはなにもなくなるところまで追い詰められましたが、でも再び何かを得たような、そんな試合だったような気がします。



息子曰く、「何だか最後は楽しかった」


誤解を恐れず言えば、私も楽しかった。試合は惨敗だったけど(苦笑)




最近忘れかけていたスタジアムの一体感。選手とサポーターとのつながり。
そういったものが楽しさに結びついていったのかなと思ってます。




いろんな思いがあって、でもすれ違いがあって、思い通りにならなくて、結果として二期連続で監督が途中交代することになったという事実。


なかなか勝つことができずに最下位に甘んじているという事実。



でも、諦めてはいません。往生際は悪いんです。
必ず這い上がるぞと思ってます。

(高田桂, "サポルト! 木更津女子サポ応援記" 1巻, アース・スターコミックス)



ただ一方で、覚悟もできています。



来シーズンがどんな形になっているのか、今はまだわかりません。


ただ、どんな形になっているにせよ、今日のようなつながりを感じることができるスタジアムをつくることができる限り、アルビは大丈夫。




そんなことを思った14日日曜日でした。


スタジアムで観戦して、あの一体感の中に加わることができたのは、本当によかったです。



・・・ポジティブ思考にも程があるって?  そりゃあ、サポーターですからね (^^)

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