新潟の街でランニング (あと、アルビのことも)

へっぽこながらもランニング続いています。2年目にしてフル出場も果たしました。
あと、週末はアルビです。飛んで跳ねて声枯らしています。

(第4回サッカー楽会に行ってきた・その1)モンテディオが起こした奇跡とパルセイロボランティアの熱い思い

サッカー楽会。



ホームクラブを盛り上げるために、ホームタウンをもっと元気にするためにサポーター・ファン・試合運営ボランティア、そしてJリーグクラブや行政ができることを語り合うもので、今年で4回目の開催となります (アルビレックス新潟公式ウエブサイトより)


2014年、サポーター有志の方々の発案で始まったこの楽会。
いまでは主催にNPO法人アライアンス2002はもちろん、株式会社アルビレックス新潟、アルビレックス新潟後援会、株式会社新潟日報社が名を連ね、新潟市と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の後援を受けています。



前半では全国各地域のサポーターやボランティア・企業などが活動事例を発表し、後半では与えられたテーマに則ってグループディスカッションを行います。



このように書くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、非常にフランクで楽しい「楽会」です。そもそも主催の方々がとても和やかで素晴らしい方々で、それでいてとてつもなくパワフル。そんな方々が作る会が楽しくないはずはありません。



毎年この時期に開催される、Jリーグ開幕前の風物詩。第4回となる今年は、11日(土曜日)にメディアシップで開催されました。


今回のテーマは「ホームクラブを盛り上げる」「ホームタウンを元気にする」「人々がつながり、笑顔いっぱいになる」。


私もおじゃましてきました。



会場には、新潟だけでなく、山形、長野、富山、東京、横浜、岡山など全国各地から参加者が集まっていらっしゃいました。



開会の挨拶には、アルビの中野幸夫社長、新潟市の山口誠二文化スポーツ部長といった錚々たる顔ぶれが登壇されました。



中野社長、新潟に戻ってくるにあたり、「『ビックスワンが楽しいか』『アルビレッジが楽しいか』『新潟が楽しいか』をテーマに掲げました」と。
新潟を楽しくするために、まずはビッグスワンを満席にしたい、楽しい運営を目指したい、楽しさを多くの人と共有したい、とのことでした。まさに今日の楽会のテーマにピッタリです。



山口部長、昨年秋に市役所で、職員がアルビのTシャツを着て仕事をしたときのことを話題にあげられました。
「役所のなかでスポンサー名の入ったシャツはまずいという声もあったのだが、そうも言ってられない状況であり、市役所をオレンジにした」と。
降格ピンチを市民総出で戦いました。今年もJ1で戦える幸せを噛み締めます。



事例報告は、山形、長野、富山、新潟、明治安田生命保険相互会社から。



まずは山形。
グループ農夫の会・稲村和之氏。


山形県には大蕨(おおわらび)棚田という、日本の棚田百選に選ばれたことのある美しい田園があります。
この田園が、高齢化や跡継ぎ不足により消えてしまいかねないという危機的状況がありました。


この状況を知ったモンテディオのボランティア有志の方々が立ち上がります。


生産者やJA、町、そしてモンテディオの間で協力体制が作られます。
棚田再生にモンテディオの選手や監督らが参加し、その活動に共鳴したサポーター有志が加わって、生産者の方々と棚田再生に取り組みます。
作られた米は「モンテ棚田米」「大蕨棚田米」としてJAに買い取ってもらい販売します。

ほかにも、雪中棚田サッカーや棚田でのダンス・音楽会、モンテディオ選手による米の販売会などが行われます。


平成23年、40アールからスタートした棚田再生は、平成28年には2.1ヘクタールにまで拡大しました。


モンテディオが中心となって山形の宝が再興され、さらなる輝きを生み出しました。


この他モンテディオでは、地元の宝・山形交響楽団とタイアップしてクラブアンセムを作りました。地元小学校などに無料配布しているのだそうです。




続いて、パルセイロボランティア・山中泰樹氏。


スライドなしのプレゼンでした。淀みのない語り口調。


パルセイロのホームゲームには、平均5000人の観客・サポーターが集まるのだそうです。この賑わいはもはやお祭りと言っても過言ではありません。
みんなで一緒に騒ぐのもお祭りに参加する楽しみですが、裏方として運営に参加するというのもお祭りに参加する楽しみであると。


そもそも長野市では、長野オリンピックで培われたボランティア文化があります。代々育ってきたこの文化の恵みを、今パルセイロが受けているとも言えるとおっしゃっていました。

これからも、クラブのイベントや魅力を、クラブとともに発信できる存在になりたいとのことでした。


とにかく熱くボランティアの魅力、クラブへの愛情を語ってくださいました。




後半につづく!

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